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旅行記など

自動車を買うならば

車が欲しい。

 

 

但し私の生活環境上、車は必要ないし、持ちがたい。

東京23区に生まれ、20代となり平日は現代社会でせこせこ働く今も、

実家に寄生する身である。

庭は猫の額程度しかなく、軽自動車さえ擦らず敷地内に駐車することはほぼ不可能だ。

東京の公共交通機関は発達しておおり、大抵の場所はSUICAで行けてしまう。

というより自転車で大抵十分だ。

あと車は高い。初期投資はそれほどでもなくても、維持費がかなりかかる。

日々の整備費、修理代、車検、保険、ガソリン代などなど、

新車を10年乗れば総計費用が1000万近くいくんじゃない?

 

そんな人間にとって車はなぜ必要か。

ひとえに「所有欲」というほかない。

車が欲しいから欲しいのだ。便利とかそういう次元の話ではない。

車がかっこよければ欲しくなる。乗りたいとか、どこか行きたいとかは2の次だ。

 

もしくは「虚栄心」である。車があるとモテそう。この精神は重要だ。

もちろんモテるためには、自動車の所有有無よりも、もっと重要な要素があるのだが(行動力とか積極性とか)

モテない人間はモノに頼ろうとするのである。

余談だが、同じモテたいという精神で取引先のAさんがバイクを買った。

HONDAのVTRで、燃費もよく頑丈なバイクだ(モンスターのパ●リだとしても)

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VTR | Honda

でもAさん。バイクは一人遊びの趣味だからモテないよ…

バイクにすでに乗っている女性は、大抵別の男に仕込まれたケースである。

現実は悲しい。

 

話を車に戻すと、特に生活上、車がないことにひっ迫していない自分が、

欲しいと思う車はひとえに「遊ぶ車」である。

キャンプ、天体観測、深夜徘徊。3番目は少し違うが、趣味のための車なのだ。

そうなると、「燃費が良い」とか「ファミリーで乗りやすい」とか、

そういう要素はどうでもよく、

「外装がかっこいい」、「内装がいい」、「荷物乗りそう」とか、

そういう視点で車を見る。

もし私が地方在住で守るべき家族がいれば、軽自動車でも購入するが、

守るべきものがない独り身は時にいたたまれない選択をしてしまうのが世の常だ。

 

付け加えれば、私はかわいい車が好きだ。

丸目ライト、小さな車体、逆に極端に大きな車体。角ばった車体などなど。

昨今は安全基準が随時変わり、そういった自動車は売られなくなったし、

売れなくなったのだろう。

好きだったモデルがどんどん姿を消しているのは嘆かわしいことだ。

 

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※昔から旧MINIのフォルムが好きで好きで仕方がない。

 もう旧東独の悪名高いトラバントでも良いから手元に置いておきたい。

 

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シトロエンバスも良いよね。ケータリングカーの印象もあるけどかわいい。

 最近、ペルソナ5でモルガナカーのモデルになっていて感動した。

 

上記のような車が私のビビっとくる車だ。

もちろんこれらの旧車は、設計が古かったり、

パーツの劣化などもあり、正直乗れたものではないだろう。

ただし、かっこ可愛いから乗りたくなる。そこにあるのは趣味性で、

実用性は判断軸とならない。

(とはいえ、これらの車を万が一所有し乗り回すときはJAFに必ず入ることだろう)

 

「丸目」「バックドアが観音開き」「外車(希少性)」など、こんな要素は私の心をとらえてしまう。観音開きいいよね。

現行車だと、ルノーのカングーや(5ナンバー時代が良かった?)、BMWのMINI(これじゃないかんあるけど)、フィアットの500(初代パンダも好き)、スズキのハスラー(趣旨違うじゃん!)などかなぁ。

 

Renault Japon|ルノー カングー

MINI Japan

FIAT 500 (チンクエチェント) |コンパクトカー|FIAT

ハスラー | スズキ

 

但し、外車は要注意だ。私は営業マンで、海外製品を仕入れて販売することもあるが、

海外製品のトラブル率&クレーム処理の難易度は非常に高い。もう本当面倒。

アメリカ人とかドイツ人に不信感を持つレベル

その点、日本メーカーというのはサポートに大きな強みを持つ。

故障すればパーツがすぐ手に入る。日本語で的確に交渉を行える。距離が近いからディーラーも真摯に対応してくれる。

もう本当ね、日本メーカー万歳

 

結論を言うと、海外の香りがするマニアックなデザインで、サポートが充実していれば、自動車購入のハードルは下がるだろう。

でも結局、そんな車選びはオタク志向のものだから、

自動車メーカーからそのようなニッチニーズを満たした車は絶対に出ないだろう。

出たとしても3年で販売停止の未来が見て取れる。

 

そして最後に私の愛車を紹介しよう。

ここまで引っ張って何のことかと思われるかもしれないが、

私は自分の車を持っているのだ!

 

 

ホンダ スーパーカブ90 デラックス('08)
 型式:HA02-~
 寸法:1,805×660×1,015
 ホイールベース:1,175
 最低地上高:135
 シート高:735
 車両重量:86㎏
 乗車定員:2人
 燃料消費率:60.0km/L(60km/h定地走行)
 エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒
 排気量:85cc
 内径×行程:47.0×49.5㎜
 圧縮比:9.1
 最高出力:7.0PS/7,000rpm
 最大トルク:0.79kgf・m/5,500rpm
 燃料タンク容量:4.0L
 変速機形式 常時噛合式3段リターン
 タイヤ:2.50-17(前後)

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はい!実用車!中華屋の出前バイク!地味に製造最終年モデル!

学生時代に中古で購入した逸品です。荷物満載で北海道一周とかしました。

 

結局、サラリーマンしてると、

サンデードライバーだからこれくらいでちょうど良いんよ。

乗っててそれなりに楽しいのはこの小ささ。

 

「モテたい」という気持ちはどこに行ったのやらと思いながら、

今日もこのバイクで街へ繰り出しています。

あ、でも先ほど上げた旧車の類を、

乗り出し可整備済の状態格安に譲っていただけるのであれば、

ぜひともご連絡いただきたいところであります。トラバントきたら困るけど。